年度末、有難いことに夫にも昇進のお声が掛かりました。
もちろんお給料も増えることになるのですが、なんとここで予想外の出来事が発生。
給与体系が月収制から年俸制に変わるというのです。
周りには年俸制のご家庭がいなくて一体どんな暮らしぶりになるのか、メリットデメリットなど何もわからないまま…。
年俸制に移行しても大丈夫なように、実際の我が家の年収を元に制度と対策を考えてみました。
どうぞお付き合いくださいませ。
年俸制とは一体なんなのか?

年俸制とは、1年間の給与総額を事前に決め、その金額を12分割や16分割などの方法で支給する制度のことを示します。
主に成果主義の企業や専門職、外資系企業などで導入されています。
(今回我が家の夫は次長職へ昇進で年俸制へと切り替わります)
月給制との主な違い
項目 | 年俸制 | 月給制 |
---|---|---|
給与の決まり方 | 年間総額で決定 | 月ごとに給与額が決定 |
ボーナス | 含まれている場合が多い | 別途支給される |
安定性 | 変動しやすい | 一定額が毎月支給 |
退職金 | 減額されることがある | 企業によるが比較的多め |
年俸制は、一見すると年収が高く見えますが、ボーナスが含まれているケースも多いため高く見えるだけのことも有り要注意。
ちなみに我が家はボーナスを含む年俸制です。
給与+ボーナス+各種手当=年俸金額となり、これを÷12で毎月支給される予定。
年俸制のメリット【安定?それともリスク?】
収入の見通しが立てやすい
年収が最初から決まっているため、家計の計画を立てやすいというメリットがあります。
ボーナスの支給額が少なかったら…業績によってボーナスがなしになったら…と賞与有りきでの生活をしている人からすると決まった金額を確実に貰えるという安心感はとても強みになりますね。
成果主義で給与が上がる可能性がある
能力や実績次第で年収が大きく増える可能性があるため、スキルアップや成果を重視する人には向いているといえます。
夫も現在自分の評価を上げるために四苦八苦して頑張ってくれております。
その行動が会社に認めてもらえて、次年度よりよい給与体系へと繋がっていける可能性は多いに有り。
収入の不安がない
月ごとの給与が一定で、突然の収入減に悩まされることが少ないのも魅力。
年俸制のデメリット【落とし穴に注意!】
ボーナスがない可能性がある
年俸制では、ボーナスが年収に含まれていることが多いため、突然の大きな出費に備えた貯金が必要です。
我が家はまさにコレでボーナスが年収に含まれるため、夏と冬の楽しみが消え去りました。

世間がホクホクしている時に何もないって考えると辛いなぁ…。
業績悪化時のリスク
年俸制の給与は、企業の業績によって左右されることが多く、契約更新時に年収が下がる可能性があります。
また評価が下がり年収が下がることも可能性としてはあります。
そんな無慈悲な会社ではないことを祈りたいですが、約束された未来ではないためどうしようも出来ません。
年俸制で生活する上で気を付けるべきこと

貯金計画をしっかり立てる
ボーナスがないを想定し、毎月一定額の貯金を心がけることが必須になります。
ボーナス込みの年収になれば月々の手取りは大幅にアップすることが予想されますが、それに合わせて生活レベルを上げてしまうと貯金が全くできなくなってしまう恐れあり。
特に、緊急時のための「生活防衛資金」を確保することは重要!
年俸制の「分割方法」を確認する
企業によって、年俸の支給方法が異なります。
- 12分割:毎月一定額支給
- 16分割:月々の給与+4回の特別支給
支給タイミングを把握し、計画的な支出を心がけなければなりません。
税金・社会保険の変化に注意
年俸制で表示される年収は、実際の手取り額とは異なります。
税金や社会保険料を引いた後の金額を計算し、生活設計を行いましょう。
(月収が増えると税金も増えるという悲しい現実が待っている…)
契約更新時のリスクを考えたライフプラン
契約更新時に給与が減る可能性があるため、複数の収入源を確保する、スキルアップを目指すといった対策を考える必要がある。
年俸制での家計管理のコツ【賢くやりくりする方法】

生活費を固定化し、安定した家計を作る
年俸制ではボーナスがないため、毎月の支出を一定に保つ工夫が大切。
ボーナス払いを設定している人は特に注意が必要。
家計簿をつけたり、収支を把握することで家計の安定化を目指します。
副収入を視野に入れる
万が一の収入減に備え、副業や資産運用を検討するのもおすすめ。
我が家の場合だと、妻が働く・副業・資産運用が考えられます。
これは年俸制に限らずどの立場の人でも頭の片隅で考えておいて損はないでしょう。
まとめ:年俸制を上手に活用しよう!
- 年俸制にはメリット・デメリットがあるが、事前の対策でリスクを軽減できる
- ボーナスがない場合、貯金計画が重要になる
- 契約更新時のリスクを考慮し、スキルアップや副収入を意識する
年俸制を上手に活用し、安心した生活を送くれるようにすることが大切。
これから年俸制に移行する我が家もこれらを肝に銘じて家計の在り方を考えていきます。
今後年俸制に切り替わった家計簿なども公開する予定ですよ。
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